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【本の紹介】お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

今回紹介する本は橘玲さんの著書である「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」です。

 

この本では黄金の羽根を「制度の歪みから構造的に発生する"幸運"。手に入れたものに大きな利益をもたらす」と定義しています。

 

社会の仕組みや制度をよく理解することで、人生の利益を最大化する方法が記載されています。

 

内容を大きく分けると、「資産運用」、「マイクロ法人」、「働き方」の3パートになっています。

 

その中でも資産運用の中で特に重要だと感じた部分をご紹介します。

 

①資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

②確実にお金持ちになる方法は支出を減らすこと

③不動産と生命保険について

 

①については、第一項の(収入-支出)が純利益として、第二項の「資産」に加えられていくので、キャッシュ(現金)の流れをみると資産運用よりも純利益の方が重要とのことです。

安心した純利益が確保できてこそ、資産形成のスタート台に立つことができます。

 

②については、誰もが出世レースに勝ち残ったり、ビジネスで成功できるわけではないが、支出を減らすことは誰にでもできるし、確実に家計の純利益は増大し、資産は大きくなります。

 

③については、不動産は購入した瞬間、資産のほとんどが住宅ローンになってしまうため、その時点で資産運用は終了しているとのことです。

また、頭金を払うことで、それと同じ額を株式などで運用していた場合に得られていたはずの利益を捨てることになることを計算する必要があります。

いずれにしろ、購入した不動産の価値は将来的にどうなるかは誰にもわからないため、賃貸と購入する場合にどちらが得か決めることはできないとのことです。

 

生命保険については、不幸なことが起きたときに当選金が払われる逆宝くじであり、基本的には損をする可能性が高く、扶養家族の多い低所得者向けの金融商品と言えるとのことです。

 

資産運用パートのまとめとして、普通のサラリーマンが家を買い、保険に入り、子供を育て、税金を払っていては、いつまでたっても資産をつくれるはずがなく、「人生の中の大きな買い物」の意味を真剣に考える必要があると記載されています。

 

私自身は、現在家は賃貸で、民間の保険には入っていません。

その中で昨年から子育てをしており、まだそんなに出費は大きくないですが、子供が成長するに従い、今後出費が大きく増加することが予想されます。

税金については、サラリーマンができる節税の方法は少ないですが、NISAやふるさと納税など可能な範囲で節税するようにしています。

 

人によって今の状況や考え方は違うので、正解は一つではないと思うので、まずは資産を形成するためには、お金持ちになるには今どうすることが必要なのかを各々が考えることが大事だと感じました。