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【本の紹介】税金を払わずに生きていく逃税術

 

今回紹介する本は、大村大次郎さんの著書「税金を払わずに生きていく逃税術」

です。

 

大村大次郎さんは、先日紹介した「18歳からのお金の教科書」の著者でもあり、

国税調査官の方で、主に税金関係の著書を多く出版されています。

 

この本は、タイトルの通り、会社経営者や個人事業主

さらに節税が難しいサラリーマンも含め、様々な立場の人が実際に行っている、または行うことができる節税の方法が説明されています。

 

序章では、この国に税金を納めてもまともな使われ方はされず(中抜きなど)、日本を悪い方向に向かわせる資金源になっているので、極力税金を払わないことが日本のためになるというような内容が記載されています。

 

少し極端ですが、この本の結論は上記の内容です。

私自身はこの結論に完全に同意することはできないですが、確かに政治行政システムや税金の中にはあまり納得できないものもあるので、多少は同意できるかなという感想です。

 

その他の内容の中で気になったのは下記の3点です。

 ①住宅購入について

 ②企業の逃税術

 ③日々の暮らしにおける逃税術

 

①住宅購入について

持ち家と賃貸のどちらが得かというテーマに対して、この本では持ち家が特になる可能性が高いと結論づけています。

多くのメディアでは住居費はそんなに変わらないと主張されています。その理由としてて、「持ち家は購入費は家賃より安いが、固定資産税やメンテナンス費用を加えるとあまり変わらない」と主張されています。

しかし、実際は家賃に固定資産税やメンテナンス費用さらには大家さんの利益も含まれており、また、ローンを組んで住居を購入した場合は住宅ローン減税が使えるという点から持ち家が有利になると結論づけています。

 

私自身は、持ち家へのあこがれもなく、ずっと住みたいと思うような場所もないため、賃貸派ですが、今後もし持ち家を持ちたいと思ったときに、参考になる内容でした。

 

②企業の逃税術

企業は「税金のかからない給料」の割合を増やすことで節税が可能とのことです。

具体的には、賃金を現金で払う割合を少なくし、福利厚生で払う割合を増やすことで、社員の社会保険料や税金を安くするという方法です。

福利厚生は社員にメリットがあるだけでなく、会社としても無駄に税金を払わずにかつ社員の勤労意欲も増加させることができるようです。

福利厚生を企業側の視点で考えたことはなかったので、とても勉強になりました。

 

③日々の暮らしにおける逃税術

私たちの日々の暮らしの中で可能な節税としては、サラリーマンであっても確定申告を行い、医療費控除や扶養控除を可能な限り利用するべきとのことです。

医療費控除は知っていましたが、マッサージ代やED治療、禁煙治療まで対象になることは知らなかったので、自分でも詳しく調べて、控除対象となるものを購入したり、サービスを受けてないかを改めて確認しようと思いました。

また、扶養控除についても、同居している必要もないことや、年齢制限もないなど控除を受けれる範囲は広いとのことです。

 

この本には、その他にも様々な節税方法が記載されてます(違法なものも含め)。

 

特にサラリーマンは節税なんて意識しないことが多いと思いますが、サラリーマンでもできる節税はいろいろあるようなので、可能な限り節税し、お金を余らせて資産を増やしていくことが大事だと思います。